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■日曜日。■


微妙に間に合っているようで間に合っていないトヨタブース。


いよいよ決勝日。
早朝、ホテルをチェックアウトし、名古屋駅から電車を乗り継いでサーキットへ。
 
稲生駅で電車を降り、ホームから下界を見下ろして呆然。
駅からサーキットまで、歩道をびっしりと埋め尽くす人の波。
途中からなかなか進まなくなる列に業を煮やし、ガードレールをまたいで車道を歩き出す人が続出し、
片側2車線道路の左側1車線までが歩道と化している状態でした。

途中、スポーツ紙の号外をもらい、1面トップがトゥルーリだったのに思わず顔がほころんだり。


この日はさすがにセッションまで時間がなかったので入り待ちはパスしましたが、
ゲートまで差し掛かったところで入り待ち中のこゆさんたち一行を発見し、
金曜日のパーティーでこっそりデジカメで隠し撮りして(笑)カメラやさんでプリントしてきた写真を
『こゆさん、はいこれ!』と無理矢理押し付け、一行のテンションを無意味に上げることに成功(笑)(せんでよい)。


3歩歩けば、どころの騒ぎじゃない(笑)琢磨キャップの群れをかき分けかき分け、F2スタンドへ。
途中、トヨタのブースで旗とステッカーを貰ったり、KDDIのブースでトゥルーリとパニスのインタビュー映像を眺めたりしていたら案の定セッションに遅刻しかける(汗)。
やっとこRIHOさんと合流できたときにはすでにジェンスのアタックが始まっておりました…。すみません。
 
確保した席はF2スタンド、S字寄り。でも今年はG席の横に仮設スタンドができてしまったおかげで、ちょうどS字いっこ目のあたりが切れてしまって見えない…。とほほー。
でもピットロード出口から1、2コーナー、S字駆け上がって消えていくあたりまでぐるっと見渡せる、眺めのいい場所でした。

すみません予選1回目の写真、間違って全部パノラマで撮っちゃった挙句全部ぶれてたのでこれしか使える写真がありませんでした(泣)。<<アロンソ@予選1回目。まだちょっと暗いかな。
路面は前日までの雨でまだ濡れていて、所々水飛沫があがる。
空は遠くに厚い雲がまだ残っているけれど、きれいに晴れている。このあとどんどん路面状況がよくなっていくのは容易に想像できた。
そう、前戦を欠場しているトゥルーリは、この予選、一番最後の出走なのだ。
『ここでトップタイム出せば、次の予選上位狙える』とRIHOさんは冷静に予想していましたが、
でもトヨタだしなあ…』と心の中でかなり失礼な心配をしていたわし(笑)。

そして、その時はやってきた。
一時は見られないと諦めていた銀色のヘルメット。予選1回目、20番目の出走。
赤と白のマシンを駆って、ピットロードを飛び出してきた。1コーナーを回ってどんどん近づいてくる。
2コーナー、目の前を通り過ぎて、S字を駆け上がって消えていくのを見送った。
…動きが今までの誰よりも軽い。もしかしたらいけるかも。
 
あとはひたすら、戻ってくるのを祈りながら待った。そして、ホームストレートを通過。
表示された『1』の文字に、思わず拳を握って叫んだ。


出走順に恵まれたとか、路面状態がどうのとか、そんな理由はどうでもいい、1番は1番だ!


まともに走れるかどうかすらわからない状況で、きっちり、最低限の仕事はしてみせた。
その姿が、今までのどこか頼りなさげなイメージと裏腹にすごく頼もしく見えて、一瞬だけ目の奥が熱くなった。

場内アナウンスの『皆さん、拍手を送ってあげてください』にスタンドがふわりと揺れた。その光景が嬉しかった。
 
 
インターバルを置いて予選2回目。
ウェーバーの善戦に驚きつつ、ラルフの復活に喜びつつ、ミハエルの速さに感心せずにはいられず。
1回目と同じように、最後に出てきたトゥルーリだが…な、なんか、遅い? S字を駆け上がっていく挙動が露骨にどんくさい(汗)。
つーか、先に走ったミハエルと比較しろってのが無茶なんでしょうけれど、どんどん開いていくタイムギャップに思わずその場に崩れそうに。
それでも、予選は6番グリッドを確保。しかもトヨタの今期最上位グリッド。
予選一桁取れたら誉めてあげよう、と自分は思っていたので、個人的には満足でした。
 
 
予選終了後、ドライバーズパレード。
トゥルーリの搭乗するマシンがS2000GTと知るや、思わず手を取り合って喜ぶわしとRIHOさん(笑)。
<<ドライバーズパレードについては別にページ作りました。トゥルーリの写真クリックして入ってね。

ただ、ひとつ突っ込んでよいトゥルーリさん?
レーシングスーツの上半分脱いで、その上からトヨタのチームウェアって…普通にスーツ着てれば済む話やん! 何が気に入らなかったんだこの人は(笑)。
(いやむしろトヨタの赤い服が早速お気に召したのか(笑))

ついで:ドライバーズパレードよた話まんが。(PDF/338KB)


その後、ホンダ40周年記念デモランも行われ、往年のホンダエンジン搭載マシンが数々登場しました。
(写真館製作中。しばしお待ちを)


そして、いよいよ決勝…。あああ、胃が痛くなってきた(泣)。
<<最後のスターティンググリッドへと赴くパニス。

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