横断幕・バナー印刷に関する覚え書き。

今まで何度か横断幕を作ってきて、メモしておいたほうがいいなと思うことをざっとまとめてみました。

2014年ジャパンカップで作成した横断幕。サイズ120cm×60cm。生地はテトロンボンジ。

原稿作成時の注意。

業者さんでテンプレートを配布しているのでそれに合わせて作ればほぼ間違いないけど、ハトメを打つ場合は文字が欠けたりイラストの重要な部分にかからないよう注意。
Illustrator、Photoshopで作成する場合は文字のアウトライン化を忘れないこと。
印刷屋さんの定型サイズから外れたサイズで作成する場合、納期が遅くなることがあるので入稿前に要確認。

あと、入稿した後に間違いに気付いても印刷されてしまったら取り返しがつかないので入稿前のチェックはみっちりと！（印刷に入る前だったら連絡して再入稿もできるけど、データの取り違えとかもありうるのでできれば回避したい…）可能なら第3者にチェックしてもらうと尚可。

布地の種類。

ボンジ：パチンコ屋さんののぼりでよく使われてます。軽くて安価。若干生地が透けるので発色はやや抑えめ。
長期間使用するもの、大型の横断幕には不向きですが（ハトメを打つとそこからほつれる可能性があります）、1回限りの使用と割り切るなら十分。
トロピカル：ボンジより厚手の光沢のある生地。服地のサテン生地に近い感触。発色はボンジ以上ターポリン以下。
ターポリン：スポーツバッグの内張りなどに使われているレジャーシートっぽい生地。発色はインクジェット用紙に近い綺麗な発色。耐久性が高く数年単位で使えるものも多いですがその分やや重め。折り目がつくとその部分の印刷が剥がれることもあるので取り扱い注意。
メッシュターポリン：ターポリン生地に風が通るようメッシュ加工したもの。細かい絵や文字は読みにくくなるので注意。
ポケットクロス：いわゆる綿布に近い感触。発色はやや抑えめ。

あと過去に一度あったトラブルですが、ボンジで作った横断幕が雨に濡れたら茶色の溶剤のようなものが染み出てきたことがありました。印刷屋さんに問い合わせたら表面に残っていたインクが雨で流れたようで、使用前に一度水洗いすれば防げるそうです。

横断幕印刷業者一覧。

横断幕・バナーの印刷所でわしが使ったことがあるorここがおすすめ！と教えて頂いたところをピックアップしてみました。
※納期は基本的に完全データ入稿のものです。デザイン修正、オプション加工等がある場合納期が変わることがあるので、発注の際には必ず料金と納期を問い合わせることをお勧めします。