寺山修司・劇場美術館 「自分さがし」と「世界さがし」@郡山市立美術館

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 結局会期中2回も行ってしまったよ(笑)。


 実は氏の作品は、2年前に浦和の澁澤龍彦展でいくつか拝見した程度であまり知らなくて、そもそも見に行った最大の理由は「横尾忠則の絵が見たかった」なんですが、やー、面白かったです。澁澤展もそうだったけど(あれもいい展示会でした)、ああいう世界がわしの生まれる前に存在してたという不思議感と、その残像を目の当たりにするにつけあと20年早く生まれてたかったと思う悔しさと憧れ。漫画のキャラクターの葬儀なんてこの人くらいしかできんだろうなあ。
 何より、一人の「鬼才」を軸に多数の「天才」が集って構築される世界の緻密さと完成度の高さがただただ気持ちいいんですよね(これは澁澤氏の時も思ったな)。アングラ芸術は頭から否定してかかるとただの電波で終わっちゃうんだろうけど、とりあえず理解とか全部かなぐり捨てて頭空っぽにして眺めてるとむしろ「向こう側」に飛び込みたくなる世界が確実にそこにある。
 映画の一部も流してたり、何気に朗読が三上博史だったり、細かいところも美味しい展示会でした。まだ映画や舞台は拝見したことがないので、今度DVDでも借りてこようと思います。


 アングラ演劇のポスター画集とか、ショップで見かけて凄い欲しかったんだが5000円は高かった(泣)。つーかあんなのでかすぎて本棚に入るか(汗)。図録は買いましたけどね。
 青森は「毛皮のマリー」の衣装も展示してたそうで、いいなあ、見たかったなあ。歴代のポスターは展示されてましたが、なるほど、ありゃミッチーじゃないと無理だわ(笑)。(2001年再演版ね)


 あ、近いうちに科博の「菌類のふしぎ」も見に行かなくては。
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