木曜日編（その2）
さて、木曜日といえば、コース下見をするドライバーや、ピットストップの練習やマシンの整備に余念がないクルーたちの姿を、スタンドから眺めるのが楽しみのひとつでもあるわけで。
きゃっきゃっ、とはしゃぐ声すら聞こえてきそうなクリエン（白いシャツの方ね）。
右の写真のみクリックすると全体図が表示されます。路面の光り具合が個人的に気に入ったので。
さてお仲間のリウゥツィ（サンバイザーの人ね）もコースへ…のはずだったのだが、なかなか出て行かない。何故かピットの前を行ったりきたり。
どうも、構ってくれる人を探しているっぽい（笑）。子供か、あんたは（笑）。
スクーターでウィリーかまそうとしたりして（笑）うろうろしてましたが、暫くしてやってきたスタッフと一緒に出て行きました。
…ふとピットロードの入り口側を見ると、ウィリアムズのウェアを着た3人組がピットへ向かって歩いてくる。
しかもその中の約一名が突出してでかい。
「あれもしかしてマークですかね？」
｢いや・・・違うような気が…｣
本人だと確証が取れたのは、ミナルディのピット前で立ち止まって、知り合いと思しきクルーと喋り始めたからでした。
「きらさんよく気が付きましたね」って感心されちったい(笑)。だって一人だけありえないでかさだったんだもん。
あまりにも話が長いので、とうとう同行していたスタッフに置いて行かれるありさま。
(さてこの写真、ウェーバーは何処にいるでしょう。カーソルを乗せると答えが出るよ)
ひとしきりおしゃべりも済んで、ぽくぽくと自分のピットへ向かって歩き出すウェーバー。
その頃トヨタピットでは、丁度ピット作業の練習が行われていました。
そこへ通りかかったウェーバー。思わず足が止まります。じーっと、トヨタの練習を観察。
場所を移動して再びじっと見る。珍しい光景じゃないと思うけど、気になるんでしょうか。
しかしこの出で立ち、白のシャツに黒のパンツなのでまるっきり修学旅行で見学に来た高校生みたいだよ（それにしちゃでかいけど）。
気が済んだのかやっとこ自分のピットへ戻っていく（この、後ろ手にロープを引っ掛けるしぐさがちょっとかっこよかった）。
戻って来たら来たで、ピッツォニアのウィングをじっと見る。ついでに向こうに置いてある、自分のウィングも何か気になるらしい。
（どうでもいいが爪噛んでないか？ それ以前にその立ち方は何だ）
自分のマシンの前で担当エンジニアと思しき人を呼びつけて、なにやら話しています。
…とそこへ、ピッツォニアさんご帰還。ニックの欠場で出番が回ってきて、今回が鈴鹿初参戦。やはり下見は欠かせません。
が、この人、実はウェーバーとはジャガー時代から犬猿の仲。さて、ピットで鉢合わせしたらどうなるか。
一方その頃コース上では。
スリップストリィィィィィムッ！！
ホームストレートでスタッフ相手に「スリップストリームごっこ」をして遊ぶリウッツィ。スタンドで爆笑しました。
つーかあんたも鈴鹿初めてなんだから真面目にコース下見くらいせんかい（笑）。付き合うスタッフもスタッフだが。
（本人の名誉のために申し上げますと、最後の1周だけは真面目に走ってましたです）
…話戻ってウィリアムズピット。ピッツォニアも自分のマシンの前でエンジニアと話し始めました。
この2人の距離に妙な緊張感を感じたのはわしだけでしょうか（カーソルを乗せると2人の位置が出るよ）。
…そしてじわじわとピットの奥へフェードアウトして消えていくウェーバー…（苦笑）。
あと気になったのが、ルノーのピットから、グラインダーでも使ってるかのような切削音がずっと聞こえていたこと。
ぎりぎりまで突貫工事で改良していたのでしょうか。
（後で知ったのですが、ルノーも鈴鹿に新型サスペンション持ち込んでたそうです）
実はこのあとに琢磨がピットウォールに出てきて、インタビュー撮りなんかをしていたのですが、丁度その時にカメラの電池が切れまして（汗）。 なもんで写真がありません、すみません（決勝日とかでなかったのが不幸中の幸いでしたが）。
車検から帰ってきたマシンをピットに戻すウィリアムズのクルー。（クリックすると拡大します。個人的にこの写真お気に入りなので）
ウィリアムズもトヨタとほぼ同じ頃ピットストップの練習してましたが、どうもトヨタに比べて『がちゃがちゃ』感が否めなくて（トヨタの作業は綺麗でした、きびきびしてて）、チームの士気は大丈夫なんかなあ、なんてことを思ってたんだよな、この時はまだ。
閉門ぎりぎりまでスタンドで粘ったあと、ハルさん、aishaさんと電車で津新町の宿まで移動して、宿に荷物を置いたあと津までご飯探しの旅へ。
おすそ分けしてもらったコップ半分のビールでへべれけになっていたのは内緒だ（笑）。