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2011.07.25 Monday

自転車映画鑑賞記。2

というわけで、先日再びアップリンクに行って参りました。
今回観てきたのは「Chasing Legends」。

例によってネタばれありますので注意。
内容は予告どおり、2009年のHTCコロンビアのツール参戦記録です。ただ今回は「Legend」の名にかけたのか、参戦記録をなぞりながらツール・ド・フランスそのものを紹介するようなインタビューや資料映像を間に挟んでいく形式でした。ツールが始まった当初の古い映像なども多く使われていたため、HTCコロンビアの参戦記録「だけ」を期待して観ると若干散漫な印象を受ける人もいるかも(特にオープニングとエンディングの演出はちょっと意味不明だった)。
個人的には随所にフォイクトさんのインタビューが入っていたのはうれしかったです。現役選手にツールの全体像を語らせるとしたら一番最適な人選かと。


今回一番印象的だったのはヒンカピー。
第14ステージでわずか5秒差でマイヨ・ジョーヌを逃した時、アスタナに妨害されたと誤解してランスと数ヶ月口をきかなかったとのことでしたが、あれ本当はガーミンが無駄に集団の速度上げてたせいですよね。あとからちゃんと誤解といたのでしょうか、ランスは。
それから予告でも流れていたカベンディッシュの「絶対勝つから力を貸してくれ」の言葉は、本編見ると尚更ぐっときます。こういうこと言って本当に勝っちゃうんだからなー。
あと、監督同士のチームカー内でのやり取りがすごく笑えるというか、和みます。こういうのはなかなかレース中継じゃ見られないですからね。


どちらかというとチームの動向を追うというより、チームを通してツールを俯瞰で見る、と言った方が正しいかも知れない映画です。「BLOOD-」とあわせて初心者向けにいいかもしれません。時間も82分と短めなので。(BTP2009が長すぎたとも言う…)

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